主食として用いられるうるち米は、淡い半透明ですが、もち米は、白く不透明です。もち米はほとんどがアミロペクチンで強く粘るのが特徴です。栄養的には、うるち米との差は、ほとんどありません。 |
大麦の胚芽部分を残して精麦した押麦です。大麦は、イネ科の植物で、世界でもっとも古くから栽培されている作物の一つです。胚芽部分には、ビタミンE、カルシウム、鉄分、ビタミンB1などの成分が含まれた栄養の宝庫です。他の雑穀と比べ、低カロリーです。 |
もち麦は、大麦に属するはだか麦のうち、もち性の品種のものです。水不足の地域を中心に、もち米の代替品として昭和初期まで広く耕作されていました。収穫時期には、穂が紫色となり畑一面スミレ色になります。 |
青玄米とは、育ち盛りの若い玄米のことを指します。青玄米は普通の玄米に比べ、粒が小さいので、白粒部分が小さく表皮が厚いため、食物繊維も豊富に含まれています。にがり水に浸し発芽させたことにより、脳の働きを活発にすることで注目されているギャバ(γ-アミノ酪酸)や甘み・うまみ成分であるアラニンも増加しています。 |
原産は、アジア東部から中央部といわれています。きびには、もち種とうるち種があります。3〜4ヶ月という短い生育期間で収穫できる雑穀で、乾燥に強い食物です。もちきびには、もちっとした食感とコクがあり、調理すると鮮やかな黄色になります。 |
あわが、雑草のエノコロ草(ネコジャラシ)を先祖とするイネ科の雑穀です。縄文時代から日本人が食用としてきました。貧血に効果があるとされる鉄、ミネラルが豊富です。脂質やビタミンB1・B2は精白米の約2倍含まれています。 |
黒千石は、極小粒の黒大豆です。一般の大豆に比べてかなり小さいですが糖分が多く、たんぱく質が少ないために甘みがあります。黒千石に含まれるアントシアニンはポリフェノールの1種です。カルシウム、マグネシウムなどのミネラルは、通常の大豆より多く含まれています。 |
全国各地の川沿いなどに自生する「ジュズダマ」と似ていて、ジュズダマの変種とされています。違いは、ジュズダマはうるち種で、ハト麦はもち種です。ハト麦はたんぱく質を多く含み、アミノ酸のバランスもよく、中国では古くから漢方の薬ぜんとして利用されてきました。 |